豊中インプラント・審美歯科ガイド ありま歯科監修

インプラントとは、あごの骨に人工歯根（インプラント）を埋め込み、
義歯を装着する治療法です。

インプラントとは、失われた歯の代わりに使える人工歯のこと。
入れ歯やブリッジと違って骨にしっかり結びつくため、
天然歯と遜色なく噛めることが最大の魅力です。
このページではインプラントの基本的な仕組みや、入れ歯とブリッジとの違いなどをご紹介しましょう。

インプラントとは、なくしてしまった歯の代わりにアゴに埋め込む歯のこと。人工の歯根を骨に埋め込み、その上に天然の歯のように自然な外観の人工歯をかぶせる仕組みです。骨にしっかり定着させるため、まるで自分の歯のように使えることから「第二の永久歯」とも呼ばれています。歯は、歯ぐきの中に太い2本の歯根をしっかり食い込ませています。歯根とは、いってみれば植物の根っこのようなもの。根っこが丈夫な植物ほど大きく育つように、歯も歯根がどっしりとアゴの骨に定着していることが重要なのです。インプラントが画期的と言われるのは、歯肉を切開してアゴの骨に穴を開け、そこに人工的な歯根を埋め込むことで、天然の歯と同じような機能を生み出せる点。インプラントのように歯の根っこを生み出す治療法は、今のところ他にありません。インプラントは、①アゴの骨に埋め込んで歯根と同じ働きをする人工歯根、②歯ぐきの上に見える人工の歯、③その2つをジョイントするアバットメント、という3つのパーツから成り立っています。この3パーツをどのように入れるかによって、手術回数や治療期間が大きく変わってくることを、まずは知っておきましょう。
これまでの歯を失った場合の治療法としては、入れ歯とブリッジが代表的でした。では、入れ歯、ブリッジとインプラントとはどう違うのでしょうか。

■入れ歯

歯を失った場所に人工の歯ぐきを含めた義歯をはめ込み、周囲の歯にバネで固定する方法です。これまで最も一般的に行われてきた対処法ですが、天然歯がなくなっているだけにアゴの骨が痩せやすく、周囲の歯に負担もかかるという欠点があります。周囲に虫歯ができやすい、見た目がきれいじゃない、咬み合わせが悪いといった問題点も多く見られます。

■ブリッジ

歯を失った場所に義歯をはめ、両側の歯と一緒に固定する方法です。左右の歯とセットで固定するので安定感があり、天然の歯と遜色ない自然な歯を入れることができます。その一方で、健康な左右の歯を削らなくてはならず、周囲の歯が将来的に損傷する可能性があるというデメリットも。

インプラントが入れ歯やブリッジと大きく異なるのは、「歯が動かない」という点に尽きます。入れ歯は着脱可能で清潔に保てるというメリットがありますが、そのぶん浮いたような感覚があり、咬み合わせに違和感を覚える人も少なくありません。またブリッジは、人工の歯を両側の歯に橋をかけて固定している状態のため、アゴの骨が痩せたりすると歯並びが悪くなるというリスクもあります。
その点、インプラントはアゴの骨に埋め込むことでしっかり固定しているため、グラつきや骨が痩せるということはなく、天然歯と同様にしっかり噛むことができます。ただしインプラントには、骨に穴を開けるという外科手術が不可欠であること、自由診療のため料金が高いといったデメリットもあることを心得ておきましょう。
もともとインプラントとは、外科手術を伴う難しい治療です。担当医には高度な技術と経験が求められ、歯医者なら誰でもできるというものではありません。ただしインプラントは自由診療のため、歯科医院が料金を決めることができます。残念ながら、「安かろう悪かろう」で粗悪品を扱うクリニックや、経験も技術もないのに安易に手術を行う悪質な歯科医が存在することも否定できないのです。インプラント治療を受けるのなら、はじめに確かな知識と実績を持った信頼できる歯科医を見つけることが非常に重要です。
現在、治療後10年以上たってもインプラントが残存している確率は96%以上、20年以上は約90%と報告されています。第二の永久歯として最先端の技術開発が進むインプラントは、日々新しい技術が生み出され、さまざまな治療法が編み出されています。「どこのクリニックで治療を受けても同じ」ではないので、施術前に熟考する必要はありますが、あまり怖がり過ぎず、まずは「インプラントについて知ろう」と思っていただければと考えております。
治療がすべて終わったからといって、それで安心してはいけません。インプラント治療は機能性・審美性に優れた治療法ですが、その効果を持続させるには、口の衛生と健康を維持することが何よりも大切なのです。

インプラント自体は人工物であり、虫歯になることはありません。しかし不衛生な状態にしておくと、インプラントと歯肉との境目で細菌が増殖し、インプラント周囲炎を起こしてしまいます。そうなった場合、歯肉の出血に始まり、最終的には骨が溶けて歯ぐきが退縮し、インプラントを固定することができなくなってしまうのです。

このような事態を避けるためには、日常的なセルフケアと歯科医院での定期検診が欠かせません。食後の歯磨きは、歯間ブラシやフロスなどを併用し、天然歯のときよりも丁寧に行うこと。また、口の状態などによって異なりますが、数ヵ月に1回は定期検診で虫歯や歯周病の有無、咬み合わせ、人工歯の緩みなどを確認してもらい、必要に応じてメンテナンスを受けることをおすすめします。

時間と費用をかけて行ったインプラント治療が無駄にならないよう、毎日意識して、口の中の衛生・健康維持に努めましょう。インプラントの治療期間は、一般的にトータルで3～10ヶ月ほどかかります。虫歯の治療に比べれば「長い」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、インプラントはあごの骨に穴を開けて器具を埋め込む外科手術ですから、ある程度の治療期間は必要と考えておきましょう。また口腔内の環境・骨の硬さ・大きさなどは人によって違うため、治療期間も人それぞれです。歯周病や虫歯などがある人は先に歯の治療を行いますし、骨の幅が少ない場合は骨の増大治療を行った上でインプラント治療にかかることになります。もちろん、インプラントを行う本数が多いほど時間もかかりますし、骨がやわらかい人は治癒に時間がかかるケースが多いと言えます。
治療期間はあくまで目安として受け止め、詳しく主治医と話し合うことが大切なのです。自分はどうしたいのか、どのくらいの期間がかかるのかをしっかり確認しておきましょう。

インプラント治療は画期的な治療法ですが、歯を失った場合、
必ずしもインプラント治療を選択することが良いとは限りません。
入れ歯やブリッジなど、他の治療法でもインプラント治療以上に良好な結果をもたらすことがあるのです。
ここでは、他の治療法よりもインプラント治療を選択する方が、
治療効果が発揮されるであろうケースをご紹介します。

両側の歯が問題ない天然歯である場合: ブリッジを選択することもできますが、両側の健全な歯を削らなくてはいけません。そのため、両側の歯を削らずに済むインプラント治療がおすすめです。

事故やけがで歯を失った場合: 歯の周りの骨が良好な状態で残っていることが多いため、早期対応であればインプラント治療が非常に有効と言えます。特に若い方であれば、周りの歯を削らず元の状態へ近づけるためにも、インプラント治療がおすすめです。

総入れ歯にせざるを得ない場合: 総入れ歯が合わずにお悩みの方のなかには、インプラントを希望される患者様が多くいらっしゃいますが、「高齢である」「全身疾患がある」などインプラント治療ができないケースがあります。そのため、総入れ歯にせざるを得ない状況になったとき、最初からインプラント治療を行うことも択肢のひとつであることを覚えておきましょう。

口腔ケアが十分できている場合: 口の中の環境(状態)は、インプラント治療の成功率や使用期間に大きく関わっています。口の衛生・健康維持はとても重要であり、それができていれば歯周病などにかかる心配もありません。また、インプラントの長期使用も可能になります。口腔ケアが十分にできていれば、安心してインプラント治療を受けられるとお考えください。

従来のレントゲンでは判断出来なかった部分まで
CTでは見る事ができます。

インプラント治療では、アゴの骨の状態を詳細に調べることが重要です。
通常のレントゲン撮影は平面の確認でしたが、CTを使うことで
水平・垂直・斜め方向からの立体的な画像診断が可能となりました。
大学病院などの外部にCT撮影を依頼すれば、時間や費用が余計にかかってしまいますが、
当院なら院内ワンストップで精密な診断と治療を実現できます。

治療の安全性が大いに広がる

インプラントをはじめ、根管治療、親知らず、矯正など、幅広い歯科治療に応用することができます。正確な診査・診断によって、治療の高い安全性も期待できます。
治療の精度が格段にUP

高画質な3D画像の撮影によって立体的に診断することができるので、より正確で安全な治療を行うことができます。